地下鉄でスマホを使っていると、繋がりにくいことがあったりしますよね。
楽天モバイルに変えたら、余計に繋がらないことが多くなったら嫌だって思う人に、いい調査を見つけたので、わかりやすく解説しますね！
【結論！】ここだけ読めばOK
楽天モバイルが特別に地下鉄に弱いとかではなく、駅によって電波が強い弱いがあるみたいです。
あまり気にしても仕方ないので、気になっているなら楽天モバイルに乗り換えてみて、ストレスが溜まるようなら、また別の会社に乗り換えてみるといいですよ。
楽天モバイルは地下鉄での電波はどう？
結果から言うと、どこの通信会社のSIMというよりは、駅によって違うということでした。
そんなん分かってるやん！って思うかもしないけど、ちゃんと計測したってことが大事なんよね。
細かい内容は、東京メトロ丸ノ内線の主要9駅で格安SIM（楽天モバイル・UQmobile）の速度を調べた結果を見つけたので、ご紹介していきますね。
※通信インフラ事業と地域振興事業を手掛ける株式会社ALL CONNECTが運営する通信メディア「オールコネクトマガジン）」が実施したものです。
この実測の結果をみると、下り速度（ダウンロード速度）において同一キャリア内でも最大856倍の速度差がありました。
これは、地下鉄での通信品質が「どのSIMを使うか」よりも「どの駅で使うか」で大きく違うということですね！
すごい差がでてるんですが、これは通信品質が”SIM性能そのもの”よりも、駅の深度・構造・混雑・基地局位置なんかに左右されるみたいですね。
地下鉄9駅の通信速度（下り速度）実測データ
結果、楽天モバイルは後楽園駅で411Mbps（最速）、銀座駅で0.48Mbps（最低速）を記録しました。
UQmobileは御茶ノ水駅で294Mbps（最速）、新宿駅で52.1Mbps（最低速）でした。
後楽園駅が最速だったのは丸ノ内線で唯一の高架駅（地上2F）で電波が届きやすいため。
銀座駅が最低速だったのは3路線交差の複雑構造＋古い駅舎＋高混雑度が原因です。
【キャリア別の最速・最低速ポイント（下り速度）】
| キャリア | 地点 | 下り速度 |
|---|---|---|
| 楽天モバイル | 後楽園駅 | 411Mbps |
| 楽天モバイル | 銀座駅 | 0.48Mbps |
| UQmobile | 御茶ノ水駅 | 294Mbps |
| UQmobile | 新宿駅 | 52.1Mbps |
【なぜこの駅が最速・最低速なのか？】
- 後楽園駅が最速（411Mbps）：丸ノ内線で唯一の高架駅（地上2F）で電波減衰がほぼない
- 銀座駅が最低速（0.48Mbps）：B2Fの3路線交差＋古い駅舎＋高混雑度で電波が届きにくい
- 御茶ノ水駅が高速（294Mbps）：B1F＋一部高架構造、9駅中最も乗降客数が少ない
- 新宿駅が低速（52.1Mbps）：世界最大級ターミナルで混雑による帯域圧迫
【9駅の下り速度一覧】
| 駅名 | 楽天モバイル | UQmobile |
|---|---|---|
| 霞ヶ関 | 854.0Mbp | 135Mbps |
| 銀座 | 0.48Mbps | 62.4Mbps |
| 赤坂見附 | 51.4Mbps | 127Mbps |
| 池袋 | 39.2Mbps | 165Mbps |
| 東京 | 6.30Mbps | 184Mbps |
| 新宿 | 10.7Mbps | 52.1Mbps |
| 御茶ノ水 | 38.3Mbps | 294Mbps |
| 後楽園 | 411Mbps | 98.3Mbps |
| 大手町 | 23.8Mbps | 89.3Mbps |
こうやってみると、楽天モバイルは駅によって速度差が大きく、特に銀座駅（0.48Mbps）・東京駅（6.30Mbps）だと、LINEなんかのテキストのやりとりしかできなさそうですね。
この結果から、同じキャリアでも駅環境によって速度が大きく変わることが分かります。
高架駅や浅い地下駅では電波が届きやすく高速になりやすく、深い地下や複雑な構造の駅では電波が届きにくく低速になりやすい傾向があります。
地下鉄に移動する最中に１駅２駅くらいならLINEさえ繋がってればOKじゃね？
楽天モバイル1位：後楽園駅（411Mbps）
後楽園駅が411Mbps（下り速度）で最速だった理由は、丸ノ内線で唯一の高架駅（地上2F）だからです。
地下ではないため電波減衰がほぼなく、東京ドームシティのイベント需要で基地局整備も充実しています。
2位以下との差は約7.6倍と非常に大きく、最低速の銀座駅（0.48Mbps）とは約856倍もの差がありました。
| 1位：後楽園駅 | 411Mbps |
|---|---|
| 2位：霞ヶ関駅 | 54.0Mbps |
| 3位：赤坂見附駅 | 51.4Mbps |
【後楽園駅が最速だった理由】
・丸ノ内線では唯一の高架駅（地上2F）であり、地下ではないため電波減衰がほぼない
・東京ドームシティ直結でイベント需要が大きいため、基地局整備が充実
・平常日は混雑度が低く（1日平均104,894人）、帯域に余裕がある
UQmobile1位：御茶ノ水駅（294Mbps）
御茶ノ水駅が294Mbps（下り速度）で最速だった理由は、神田川を渡る部分で地上に出る高架構造があり、地下部分もB1Fと非常に浅いからです。
さらに、9駅中最も乗降客数が少なく（1日平均54,548人）、帯域に余裕があります。
2位の東京駅（184Mbps）、3位の池袋駅（165Mbps）も100Mbps超えと、UQmobileは全体的に高水準を維持しています
| 1位：御茶ノ水駅 | 294Mbps |
|---|---|
| 2位：東京駅 | 184Mbps |
| 3位：池袋駅 | 165Mbps |
【御茶ノ水駅が高速だった理由】
・神田川を渡る部分で地上に出る高架構造があり、電波が届きやすい
・地下部分もB1F程度と非常に浅いため、電波減衰が少ない
・9駅中最も乗降客数が少なく（1日平均54,548人）、帯域に余裕がある
なぜ駅によって通信速度が大きく異なるのか？
地下深度・駅構造・混雑度・基地局配置の4要素が通信速度が決まるんでしょうね！
高架駅（後楽園・御茶ノ水）は電波が良くて、複雑構造＋混雑＋古い駅舎（銀座）は電波が怪しいです。
| 駅名 | 地下深度 | 1日乗降人員 | 混雑度 | 電波環境 |
|---|---|---|---|---|
| 池袋 | B2F（中深度） | 518,135人 | ★★★★★ | △ |
| 大手町 | B1～B2F（浅～中） | 334,541人 | ★★★★★ | △ |
| 銀座 | B2F | 230,271人 | ★★★★☆ | × |
| 新宿 | B2～B3F （中深度） | 199,942人 | ★★★★★ | △ |
| 東京 | B1～B2F（浅～中） | 199,232人 | ★★★★☆ | △ |
| 霞ヶ関 | B2～B3F （中深度） | 132,884人 | ★★★☆☆ | ○ |
| 後楽園 | 2F（高架） | 104,894人 | ★★☆☆☆ | ◎ |
| 赤坂見附 | B2F（浅め） | 89,214人 | ★★★☆☆ | ○ |
| 御茶ノ水 | B1F＋高架 | 54,548人 | ★★☆☆☆ | ◎ |
こうやってみると、わかりやすいですね。
駅が地下じゃなくて高架だったりすると、つながりやすいし、逆に駅が深かったり、混雑していると、つながりにくいってことですね！
■基地局配置がホーム付近にあると高速
ちなみに、ホーム付近にアンテナがある駅は電波が安定し、速度が出やすいようです。
後楽園駅は東京ドームシティのイベント需要で基地局整備が充実しており、高速が出たのはそのおかげみたいですね。
【最後に】地下鉄は繋がりやすさに差がでるのは一緒
今回はUQモバイルとの比較データを見つけたので、ご紹介しました。
ボクSEIも楽天モバイルと同時にドコモを使っていますが、繋がりやすさは、地下鉄ではどっちもどっちって印象です。
なので、無制限で使ってもお得な楽天モバイルをメインで使っていて、どうしても繋がらない時に、ドコモを使ってみるって感じです。
どっちにしても繋がらない時はあるし、なんだったらドコモがつながり悪いのに、楽天モバイルがサクサクの時も。。。
まぁ、そんな感じだったら、料金が安い方がお得でいいですよね。
もし、気になっているなら、縛り期間とはないので、今もっているスマホそのままで、乗り換えてみてみるといいですよ。